サーバーは止まりませんか?サーバー契約前に多いお問い合わせ-1位
こんにちは!ぷれつくの監修を担当しているNSです。
サーバー契約前に企業からいただいたお問い合わせの中から、特に多かった質問を発表します。
[1位]サーバーは止まりませんか??
私が経験したホスティングブランドは企業向けサーバーだったこともあり、安定を保証してくれるサーバーを探しておられる方の問い合わせが圧倒的に多かったです。
やはり、ファーストサーバーがデータ初期化の大惨事!被害者の状況と損害賠償(約款)のような事が発生すると、なによりもリスクを優先しなくてはならないと乗り換えを含めて考えるのでしょう。
しかしながら、「うちのサーバーは止まりません!」と、断言することはできません。
あくまでも、「止まりにくい構成です」 としか言えないのです。
そして、その説明に対して
「なぜ止まりにくいといえるのですか?」
と、根拠を求められることが多いですね。意図的に止めるのなら、計画的なメンテナンスの多いところを割ければいいわけですが、そういうことじゃないですよね。
なので、止まりにくいサーバーの見極め方として私が考える止まりにくいサーバーの選び方です。
・評判を見る
ブランド名で検索すれば評判の良し悪しは一発でわかります。新しく取引する企業の企業調査をするのと同じです。サーバーサービスなのでクレームもいろいろな掲示板などに書かれていますので頻繁に名前が上がるようなサーバーブランドはやっぱりよく止まるのでしょう。
・企業の大きさを見る
やっぱり安定力は企業力ともいえます。と、言っても、企業さえ大きければいいわけではなく、ホスティング業界でのシェア・サービス規模などですね。体力のある会社はそれなりの設備投資をしています。
・使ってみる
捨てドメイン(使わないドメイン)でとりあえず使ってみるということです。お試し期間がある場合はそのお試し期間内で自分がよく使うソフト(WordPressやムーバブルタイプなど)を導入してみてさーどうだろう?というのが一番手っ取り早いと考えています。こんなこと言ったらあれですが、お試しで重いものはほぼ本番でも重いものです。(例外もありますけど)
・仮想サーバーを共用サーバーのようにして使ってしまう
私の一番のおすすめはこれです。当サイトで開設しているPleskなどコントロールパネルさえ導入してしまえば、共用ホスティングと変わらない操作性で仮想化領域を占有できます。ハイパフォーマンスであること、ダウンしにくいことなどメリットはあります。デメリットは管理スキルが少々必要なことでしょうか。もちろん100%稼働を保証できるわけでも、ダウンしないわけでもありませんが、共用より外部要因でのダウン確率は格段に下がると思われます。
SLA100%の意味を知っておこう。
これは、稼働100%を保証していますが、では、稼働100%ではなくなった場合どうなるのでしょうか。簡単です。100%に満たなかった分を金銭として支払うことで100%にするのです。といっても、お支払いいただいている代金の日割り計算に利息を付けた程度の話です。なので、それほど意味のあるものとは思えません。また、動き続けていればSLA100% であると言えますので、重くても軽くても関係ないことも忘れないでください。
返金制度はとてもグレー
そして、SLA100%と一緒に書かれているケースが多い返金制度ですが、規約をよく読まないと、あれ?ってことにつながります。たとえばWEBは除外、とか、メールは除外とかよくあります。特にメールの除外はほぼどこでもそうで、メールのダウンは頻繁だったりします。実は企業などにとってはWEBのダウンよりメールのダウンのほうが痛かったりすることもありますので、気を付けましょう。とくに上司や外部の会社に進める際に、保障はメールに及ぶのか及ばないのか明確にしていかないと、トラぶってあなたに保障を求められる可能性が出てきます。
結局は何が一番いい?
こういうことを言うと、【あなたがどこか信頼のおけるサーバーを紹介してくれればいいじゃないか】なんて言われることも多いのですが、これはやはり利用者の【使い方】・【予算】・【保障ポイント】によって違います。私はある大手ホスティング事業者の代理店契約を行っていますが、決して自分からそれを奨めることはありません。何もなければこちらで。。。と言いますが、指定があればそのサーバーでいいと言います。
結局は自分が納得して利用すること以上のダウン対策はありませんね。