SSHのセキュリティを向上しよう。
VPSサーバーを契約したらSSHのログイン用 root パスワードが発行されます。
この発行されたパスワードを利用して、SSHにログインする事ができるわけですが、パスワードさえ合っていれば誰でもログイン出来る為、万が一 侵入されてしまうと、レスポンスが極端に遅くなったり(踏み台に使われてしまったり)、サイトが改善されてしまいます。
今回は、初期状態のSSHの状態とセキュリティについて説明します。
SSHの不正アクセスとは
冒頭でも説明した通り、サーバーを契約するとSSHのrootパスワードが発行され、それを用いてSSHにログインすることができます。
参考:ターミナル(SSH)を利用する方法について
サーバーのIPアドレスとポート番号(22番ポート)が分かれば、誰でもアクセスすることができます。
図のように、VPSから発行されたログインIDとパスワードを用いてSSHにログインします。同じように bot がパスワードを解析しようとアタックをしかけます。
このように、root ログインを誰でもアクセス可能な状態で放置していると、いつかbot にパスワードが解析されてしまう可能性があるのです。
鍵認証とrootログインの制限を行う。
SSHの鍵認証を行う事で、パスワード以外に個別のファイルが必要となります。更にroot 権限でのアクセスを制限(禁止)することで、botからのアタックをある程度防ぐことができます。
このように、VPSから発行されるものではなく、専用の鍵と扉を用意してログインする方法に変更します。これをSSHの鍵認証と言います。
この状態で root ログインを試みると
Disconnected と表示され弾かれます。今回はこの鍵認証設定を説明していきます。