強制終了後にエラーが表示される(ロックファイル)
ホスティング側で突然の障害によってシャットダウン(強制終了)されたり、稼働中に再起動や強制終了をしてしまった影響で、エラーが表示されPleskのコントロールパネルにログインすることが出来ない事が稀にあります。
今回はそのようなエラーが発生した時の対処を説明します。
ロックファイルが残っている。
・ERROR: PleskFatalException: Unable to connect to database:
・Another MySQL daemon already running with the same unix socket.
このようなエラー表示がされてログインできなくなるケースです。
/etc/init.d/psa start
/etc/init.d/httpd restart
/etc/init.d/mysqld restart
上記を行ってもコントロールパネルにログインすることができません。
考えられる大きな原因としては、シャットダウン時にロックファイルが消えなかった可能性があります。 簡単に説明すると、Linux は起動して実行中なのかどうかをこのロックファイルの有無で判断します。何らかの原因でロックファイルが削除されていない状態でサーバーが起動してしまった為、エラーが表示されたと考えられます。
なので、FTPやWEBサービスは通常通り表示されるがDB( mysql)は起動しないという状況が発生するわけです。 今回のようにmysql が起動しないという状況で改善する方法としては、
service mysqld stop
mv /var/lib/mysql/mysql.sock /var/lib/mysql/mysql.sock.bak
service mysqld start
上記のようにmysql のロックファイルを削除することで対応できます。
ロックファイルの場所がわからない
上記のようにmysql にかかわらず、ロックファイルのありかが分からない場合、
vi /etc/init.d/httpd
起動プラグラムをチェックしてロックファイルの吐き出す場所を変えることで改善することができます。