GMOクラウドVPSのネームサーバー(ns.namedserver.net)を利用する方法
GMOクラウドVPSを契約してDNSを設定する場合、独自ドメインのNS(ネームサーバー)には、どのアドレスを記述すればいいのか紹介します。
尚、この方法は初めてGMOクラウドVPSを借りた時に設定で嵌って書き残したメモです。推奨しませんので、独自ドメインのホスト設定をおススメします。
GMOのネームサーバー(ns.namedserver.net)を利用する方法
契約した際にドメイン名利用の選択という項目から、
「ドメイン名を利用しないでIPアドレスを利用する」
を選択した場合、GMO側からサブドメインが発行されます。
これが契約する前の設定画面。
契約後、アカウントマネージャーから契約内容詳細(ドメイン名)を確認すると、ドメイン名の項目にGMOから発行されたサブドメインを確認することができます。
このドメイン名のIPアドレスをnslookup等で確認すると、 IPアドレスが指定されているのがわかります。Whoisで確認してみましょう。
※ nslookup や whois 、ping などを簡単に調べる事ができるツールTCP Monitor Plus が便利です。TCPMonitorを活用しよう
参考: https://whois.ansi.co.jp
上記の通り、このサブドメインにはGMOのネームサーバーが記述されていました。調べてみると下記プライマリーとセカンダリーになります。
・プライマリDNSサーバー ns.namedserver.net (IPアドレス 210.166.240.5)
・セカンダリDNSサーバー ns2.namedserver.net ( IPアドレス 210.157.21.12)
(※ GMOクラウドPublicの設定です)
https://support.gmocloud.com/public/guide/flow_manual/dns.html
このネームサーバー名を自分が管理するドメインに指定してみます。
上記は、バリュードメインで管理する独自ドメインにさきほどのネームサーバーを記述します。
次にPlesk上のドメインにネームサーバーを指定します。
各ドメイン > ウェブサイトドメイン > DNS設定 を選択します。
Plesk上でレコードタイプを設定することができます。先ほどのNSが記述されていないのでレコードの追加を選択します。
リストボックスからNSを選択し
ネームサーバーに ns.namedserver.net を記述します。(同じ要領でセカンダリも登録します)
このように、レコードが追加されました。更新して適用すればPLESK上の処理は完了です。
これで、下記図のように、クライアントがドメインを打った場合、バリュードメインで登録されているネームサーバーにアクセスするわけです。
クライアントが example.com を調べる
↓
バリュードメインで指定されているDNSである、ns.namedserver.net(210.166.240.5)を見る
↓
210.166.240.5 のGMOサーバーで指定している 111.222.333.444 を見る
↓
111.222.333.444 のPlesk サーバーが開かれる。
このような仕組みになります。 GMOの設定は下記の通りです。
各種手続きから、ドメインのお申し込みを選択します。
取得済みで管理代行(バリュードメイン)を利用するにチェックを入れて、DNSで利用するドメインを入力してステップに進みます。(ちなみにここでの費用はかかりません)
申し込みが完了すると、契約一覧に稼働中のサーバーとゾーン情報が表示されます。 これでPleskと紐づきWebサイトが表示されるようになります。
ns.namedserver.net を指定する場合、このように途中GMO側の設定が必要になります。
※ GMOから発行されたサブドメインをDNSとして利用することができれば(ホスト登録されているのであれば)ここまでの設定をせずに登録可能なのですが、公式から対応できないという返答をいただきましたので、他社ドメイン管理をされている方はこの方法か、独自ドメインを管理会社側からホスト設定する必要があります。
この設定を行う人は少ないと思いますが、参考にしてください。