PleskでMovableTypeのfast.cgi を動かそう。
movabletype で利用するfast.cgi のセットアップをssh からyumとcpan を使って行います。
(Plesk11ではyumが標準サポートされています。)
Perlモジュールのインストール
fast.cgi のインストールは公式サイトを参考に進めていきましょう。
・FastCGIのインストールと設定 : Movable Type 5 ドキュメント
まずは、perl のモジュールのインストールを行う必要があります。
# cpan FCGI
# cpan CGI
デフォルトの状態では、cpan が使えない為、yum で cpan のインストールを行う必要があります。
# yum install perl-CPAN
こちらをインストールしてから、上記perl モジュールのインストールを行います。
httpd-develのインストール
httpd-develのインストールをyumコマンドで行います
# yum install httpd-devel
make を利用できるように、gcc、gcc-cc++ の確認を行う。
ライブラリ等のインストールで必要なmake コマンドを利用する場合、gcc のコンパイルが入っていない可能性があります。その場合、make を打つと、No targets specified and makefile found.stop fcgi と表示されてしまいます。
これは、後述するFastCGIライブラリのインストールで使うために必要です。yum のlist から状態を確認してみましょう。
# yum list gcc*
このように、gcc と gcc_c++ がbase になってインストールされていないのが確認できます。
それでは、yumからインストールを行います。
# yum install gcc-c+
base の前に @ が付与されています。これでmake コマンドが利用することができます。
FastCGIライブラリ(fcgi)のインストール
次は fcgi のインストールです。公式サイトを参照に yum を使って行います。
# wget https://www.fastcgi.com/dist/fcgi-2.4.0.tar.gz
# tar zxvf fcgi-2.4.0.tar.gz -C /usr/local/src
# cd /usr/local/src/fcgi-2.4.0
# ./configure
# make
# make install
これで完了です。
mod_fcgidのインストール
こちらのインストールですが、公式サイトの mod_fcgid-2.3.5.tar.gz が404になっているため、mod_fcgid-2.3.7.tar.gz を利用します。
# wget https://ftp.riken.jp/net/apache/httpd/mod_fcgid/mod_fcgid-2.3.7.tar.gz
# tar zxvf mod_fcgid-2.3.7.tar.gz -C /usr/local/src/
# cd /usr/local/src/mod_fcgid-2.3.7/
# ./configure.apxs
# make
# make install
これで完了したら # service httpd restart でApache の再起動を行います。
mt-config に記述して cgiをfcgi に
AdminScript mt.fcgi
CommentScript mt-comments.fcgi
TrackbackScript mt-tb.fcgi SearchScript mt-search.fcgi (もしくは mt-ftsearch.fcgi)
ViewScript mt-view.fcgi (コメントアウトでも可)
CommunityScript mt-cp.fcgi (Community Solution を利用する場合)
これらをmt-config に設定してFTPでアップロード、あとは上記ファイルの.cgi 拡張子を .fcgi にすれば完了です。これでMTのインストールは完了です。