Plesk18 の Monitoringと360Monitoring でサーバー負荷をチェック
Plesk18のサーバー管理機能には、「Monitoring」という重要なセクションが存在します。この機能の名前が示す通り、サーバーの各種パラメーター、すなわちサービスの稼働状況、ディスクの使用量、メモリ使用率、CPUの負荷、そしてネットワークの通信量などを、リアルタイムで視覚化することが可能です。サーバーのパフォーマンスを常時監視し、必要に応じた対応を迅速に行うことができます。
クラウド環境におけるPleskの運用では、「CentOS 7 問題による今後のサーバー運用とクラウドの選択」で触れた通り、CPU、メモリ、帯域を自由に調整できます。この状況でどれだけのシステム負荷が発生しているかを視覚的に把握することは非常に有益です。
たとえば、一時的に高い負荷を発生させてCPU使用率を見てみると、もし50%程度なら、コア数を減らしてコストを削減することが可能です。逆に、高負荷がサーバーダウンを引き起こす可能性がある場合は、スケールアップする必要があります。
このような管理と調整は、システムのパフォーマンスとコスト効率の最適化に欠かせないステップです。
早速、このMonitoring機能を紹介していきます。Pleskには標準で搭載されている無料のMonitoringと、より高度な機能を提供する有料の360Monitoringが存在します。
Pleskの標準Monitoring機能は、ディスクやメモリ使用量の確認や、負荷の高いドメイン(契約者)を比較することが可能です。ただし、高負荷時の通知機能などは提供されていません。そこでおすすめしたいのが360Monitoringです。
Plesk360へサーバーを接続することで、この機能が利用できます。有料プラン(月額4ドル)では14日間無料で試用できますが、その後のLiteバージョンでも十分な機能が提供されます。有料プランにアップグレードすると、MySQLやNginxの負荷状況も可視化されるため、運用上のメリットが増します。
ネットワークに関しては、BitsOut(Mbps)で表示され、リアルタイムに更新されるため、高負荷時の監視にも適しています。
アラート管理機能も充実していますので、急激なトラフィックや高負荷がかかったときにアラートが届くのはありがたいですね。是非モニタリング機能を活用しましょう。