本当に使いやすいPlesk12がリリースされて、昔を振り返ってみた[その1]

2015年5月22日
ブログ

こんにちは、ぷれつくを監修しているNSです。
 

いきなりですが、Plesk12使っていますか?
 

私は、バージョン7の時代から使っていますが、最近のPlesk(特に12~)は目からウロコものの機能がどんどん追加されて、本当に使いやすいコントロールパネルになったと感じています。

今では当たり前に使っているツールや設定が当時実装されていればどんなに苦労しなかったのか、そう思うと感慨深いものを感じますが、それはさておき、当時苦労したことや、最新バージョンがなぜ革新的なのか、振り返りながら解説してみたいと思います。

Plesk7の時代から安定版だった8へ

私がPleskを知ったのはバージョンが7の時代です。

当時、運営していたホスティングサービスでは、HDE Linuxコントローラーというコンパネを採用していました。このHDEというコンパネは、サーバー自体をいじらない(HDE用に改造しない)コンパネであること、マルチドメイン単位で設定が可能であること、メールアカウントの追加編集削除が容易であったこと、当時は300ドメイン版のライセンスが10万円単位で購入できるというコスト面に魅力を感じて利用していました。

しかしながら、いくつか難点があり、突然、httpd.confが書き換わり、すべてのドメインが無効になったり、いきなり全ドメインにBASIC認証がかかってしまったりという致命的な問題もありました。
とはいえ、各サーバーの挙動などに影響しないところが良く、HDEを主流で使っていました。

Pleskとの出会い

HDEコントローラーにいくつかの不具合があることがわかってきた頃、私の収容ドメインは増加し、コンパネへの接続に大変な時間がかかるようになってきてしまいました。
 

「今後、事業が拡大したらどうなってしまうのか・・・・」
 

っという一抹の不安もあり、以前から耳にしていたPleskというコントロールパネルを実際に調べてみるようになります。

当時のPleskは買い切り(一度限りの支払い)によるライセンス体系で、HDEより少し安い程度でした。また、ハードウェアが当時Pentium3~4程度の時代、どんなにライセンス的に300~1000ドメイン収容できたとしてもハードウェアリソース的には100ドメインが限界、改造やチューニングを行えばもう少しいけたかもしれませんが、標準利用する信条で運用していたこともあり、100を上限に考えていました。

ちょうどPleskには100ドメイン版というライセンスが存在し、導入コストも比較的に安かったこともあり、まずは購入してみたのが始まりです。
 

Pleskは、サーバーを管理できるよう調整されていましたが、設定ファイルに関しては、Pleskの管理下に置くため、自前でviを開き設定するものの有効になるときもあれば、無効になってしまう時もあり、
 

「どちらかが優先されてしまったりと、印象としては少し使いにくいかな・・・」
 

それでも、パフォーマンスはHDEのそれを上回っており、コンパネへの接続負荷を考えるとPleskのほうが良いという印象でしたね。(バージョン7は、実験的要素が強い機能が多かったこと、そしてDBの対応がまだまだでしたが、、)

マイグレーションマネージャーという存在

Pleskには、マイグレーションマネージャーというツールが存在します。これは、別のサーバーで管理しているドメインのデータを新しいサーバーに引っ越しするために使うツールです。
 

ぷれつくでも紹介しています。
マイグレーションを使って、Plesk から Plesk に移行・移管する。


この便利なツールを標準で実装されていたのは大きかったですね。
Pleskから、Pleskの移行は簡単に行えるのはもちろん、オフィシャルサポートに相談すれば現状で利用しているコンパネから、Pleskの移行もプラグインで行っていただけるという話でした。
当時、HDEとPleskの2つを持っていた事もあり、サービスの統一を目指してオフィシャルサポートに相談していたのを思い出します。

そして、Plesk8 の話につづきます。


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