サーバーなんて、どこも同じでしょ?
自己満足でWebサーバーを使う人の多くは、コストを気にして激安なところを選ぶでしょう。自分だけの環境を作るのですから、それは間違った選択ではありません。まずはコストの事を考えるのは当然です。
その後、運用していくうちに「誰かに見てほしい」「もっと拡張したい」「お小遣いを稼ぎたい」という欲が出てきます。そうなると、色々できるサーバーを考えるようになります。今回はそんなサーバーの事を説明します。
ホスティングサービスの種類を知っていますか?
Webサーバースペースを借りるには、各社ホスティングサービス(参考:ホスティングサービスとは)と契約しなくてはなりません。
サービス内容を確認するためにホームページを開くと、 どのホスティング会社も
HDD100GB/割り当てメモリ4GB/メールアドレス無制限/マルチドメイン対応/などなど、このような表記が大きく書かれています。確かにサーバースペックは重要です。しかし、その以前にホスティングサービスには大きく分けて2種類あるのを知っていますか?
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では、賃貸物件を例に答えを解説します。
1種類目の賃貸物件は、既に家具類が用意されていて引っ越し当日から不自由なく生活することができるような物件です。既に生活必需品が揃っているので、ボタンを押せばお風呂は沸きますし、ドアはオートロック完備、ほぼ不自由なく暮らす事ができます。まるでウィー●リーマンションみたいですね!この賃貸物件をホスティングサービスでは、レンタルサーバーや共有サーバーと称しています。
2種類目の賃貸物件は、部屋に何も置いてありません。窓もなければ部屋も仕切られていません。もちろん、お風呂なんてありません。
あるのはブレーカー(電源のON/OFF)と管理会社からもらったドアの鍵ぐらい、これでは引っ越してもすぐに生活することはできません。この賃貸物件をホスティングサービスでは、VPSサーバーや専用サーバーと称しています。
どちらがいいのか・・・考えてみよう。
それでは、この2種類のデメリットを確認してみましょう。
1種類目の賃貸物件(レンタルサーバーや共有サーバー)は、既に生活必需品が置かれて便利ではありますが、それらを変更することは基本的にできません。5年前の冷蔵庫を新しくしたい、アンペア数(電気)をあげたい、と言っても管理会社に「NO」と言われたら駄目なのです。また、基本的にマンション(アパート)タイプなので、迷惑な住民がいるとマンションごと停電することもあります。もちろん、賃料が安ければ生活必需品のランクも低く(海外だったり)、迷惑な住民がいる確率も高いです。
2種類目の賃貸物件(VPSサーバーや専用サーバー)は、部屋に何も置かれてないので、生活必需品をそろえていく必要があります。手間暇はかかりますが、5年前の冷蔵庫を新しくしたい、アンペア数(電気)をあげたいと思えば自己責任で買い替える事ができます。しかし、部屋のカギを付け忘れれば泥棒(ハッカー)が侵入しやすくなりますので、そういったセキュリティ管理も自分自身で行う必要があります。
どちらも一長一短ですね!
ちなみに、Pleskを導入するには2種類目の物件(VPSサーバー)が必要となります。