本当に使いやすいPlesk12がリリースされて、昔を振り返ってみた(完結編)[その3]
2015年6月26日
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こんにちは、ぷれつくを監修しているNSです。
その1、(https://www.pletk.com/pleskstarts.html)
その2、(https://www.pletk.com/plesk122.html)
今回で完結!時代にあわせた仕様のPlesk12の魅力をお伝えします。
11で起きた革命はパフォーマンス
Plesk11はマルチコア時代の安定版と言えます。
8の時代から比べインタフェースは、ずいぶんと使いやすくなりました。
様々な要件もブラッシュアップされており、非常に軽量になったのもポイントです。
ドメインも100程度ではパフォーマンスの減退は見受けられず、300~1000近くまで収容しても問題なく運用できました。
なぜか消えてしまった?(見えなくなった?)接続制限機能には困りました。
トラフィック、接続数の制限が管理パネルから消えてしまったことです。どんなに探しても、見つかりません。
ほかの使い勝手がいいので我慢して使っていました。このような突然の仕様変更は相変わらずでした。
nginx未サポート?
Plesk11では、nginxという新しいWEBサーバーを使いた場合、自ら導入する必要がありました。
もちろん導入すれば使えますが、今のように(Plesk12)のようにコンパネで管理できるものではありませんでした。
webdav対応で自社ファイルサーバー化
以前からsambaは使えましたが、時代に合わせてか、webdavに対応してきました。
これにより、自社専用のdropboxのようなサーバーを作ることができ、WEBサイトやメールのためだけではなく、外部に置くHDDとしても使えるようになりました。
もちろん、VPNなどにも対応しているので、セキュリティもばっちりです。
plesk12は時代に合わせたコンパネになりました。
そしてPlesk12の登場です。革命バージョンですね。
nginxの完全対応、プラグインを導入すれば、Apacheで利用する記述方法でhtaccessまで使えるので、WordPressに最適。
ちょっと前までは、このnginxを導入するために、yumを少し改造する必要がありましたが、最新版ではそれも必要なくなりました。アップデートも自動対応。
バージョン11で消えてしまったトラフィック制限も完全復活です。これで、必要な機能は全てコンパネのみで操作できます。
また、http.conf、nginx.confもコンパネで調整できますし、ドメインごとに管理されています。
php.iniも、各ドメインごと、そしてコンパネで調整可能になりました。
そして、全てがドメインごとに調整ができるようになっています。
ホスティング事業で使うのにも最適ですが、自社で1台Linuxを持つなら、Pleskを導入することもできるのです。
Plesk 7から12へ
バージョン7の時代は、ホスティング業者が無難に選定するならPleskでした。
当時から世界シェアNo1を謳っておりNo1というだけの機能は実装していましたが、どちらかというと保守的で、viで開く設定ファイルをコンパネから調整できるという程度のものでした。
それが、進化に進化を重ねバージョン12となった今は、プロ志向と言いますか、様々な要求にも耐えることができるコントロールパネルとなりました。
ファイアウォールの設定一つにしても本来はなかなか手が出ないポートの開け閉めも簡単に行うことが可能となりましたし、高負荷対応で、高負荷時のアラートや、ドメイン単位で切り分け制限を容易にかけることができます。
ホスティング業者的にはどうなの?
複数ドメインを管理する一般企業の場合、VPSなどにPleskを導入する方が共有サーバーのマルチドメインタイプのプランを契約するよりずっといいです。
GMOクラウドのVPSにPleskを入れて、月額3500円程度から始めることができるのはコストパフォーマンスだけでなく、信頼性を考えた場合、企業向けの2000~5000円ほどの共用サーバーを契約するくらいならずっといいと思います。(CloudLinuxも最高のパフォーマンスですしね。)
ぜひこれを機会にPlesk12を導入してみてはいかがでしょうか。