僕がPleskを使い続ける理由
ぷれつくの運営すしぱくです。('A')ノ
2014年3月にこのサイトを作ってから3年が経過しました。当時、Pleskのバージョンは11、今はPlesk onyx (内部バージョンは17)どんどん更新されています。過去の記事に貼られているスクリーンショットを見るたびに懐かしさを感じます。
さて、この記事では、僕がPleskを使い続けている理由について、新しい機能とともに各記事のリンク付きでお知らせします。今更感ある内容かもしれませんが、使いやすくなったPleskをすこしでも知っていただけたら嬉しいです!
Pleskを使えば、バックエンドの設定がほぼひとりでできる!
僕は「ぱくたそ」という月間400万PVのフリー素材サイトを個人で運営しています。
画像が主のサイトなのでトラフィック量は多く、(月平均18TBのトラフィック使用量)
SOAやレコードの設定、Nginxのキャッシュやconfの設定、DBの管理、CDN、死活管理ができないと厳しいです。
これらの設定、制作会社であれば余裕かもしれませんが、エンジニアでもない個人がひとつづつ導入するには学習コストと手間、管理運用面では相当なストレスになります。そこで、GUI上で簡単に導入できるのがPleskです。
PLESKが初心者でも利用できる理由|Plesk入門・サーバー運用サイトぷれつく
Pleskは、僕みたいな個人にはうってつけの管理パネルなのです。
未だに「Pleskなんて使っているやつは二流」とか言われますが、どう考えてもそのエンジニアにPleskの月額費用でお願いすることはできません。コストパフォーマンス面でも抜群なのです。
Nginx の導入と設定がとにかく楽
サーバーの高速化で必須なNginxが、Pleskでは標準サポートされています。アップデートの項目を選んでインストールで導入完了。かなり楽です。
Pleskで高速のWebサーバーNginx を使おう|Plesk入門・サーバー運用サイトぷれつく
各種conf の設定もPlesk上で行えるので、SSH接続で記述していく必要がありません。記述ミスを恐れなくて済むようになります。
Nginxの追加ディレクティブを使って conf の設定をしよう|Plesk入門・サーバー運用サイトぷれつく
PleskのNginxで静的ファイルがexpiresされない現象を改善|Plesk入門・サーバー運用サイトぷれつく
http/2 (SSL)も対応済みなのでサーバーの高速化を考えている人は必見ですね。
Pleskにhttp2が実装され設定できるのはいつなのか ※追記あり|Plesk入門・サーバー運用サイトぷれつく
CDN(CloudFlare)が標準装備
サーバー負荷分散のCDN(CloudFlare)が無料で利用できます。
PleskでCDN(CloudFlare)を利用して負荷分散|Plesk入門・サーバー運用サイトぷれつく
Pleskのコントロールパネル上からドメインごとに設定することができます。サブドメインも対応しているので、画像キャッシュ用のドメイン設定を行うことも可能です。ぱくたそでも一部利用しています。
Gitの環境を作る
Plesk ONYX からGit 管理が容易になりました。
Gitでの開発を行わない方にとっては必要ないと思われがちですが、ドメイン別でGit環境の構築を頼まれたり、BitBucket の活用が条件になったらサーバーの運営者が行わなくてはなりません。これらをPlesk側が簡単に行えますので助かります。時代のニーズに合わせてサービスが追加されていくのは素晴らしいですね。
使い方については、さくらのナレッジさんが参考になりますので利用される方は読んでください。
Plesk - Gitと連携してWebアプリケーションの開発効率を向上させよう - さくらのナレッジ
WordPress の管理ができる
僕がMT派なので、WPに触れないのは察しの通りですが、今後は積極的に取り上げていこうと思います。
Pleskでは、WordPressのインストールをドメインごとに行うことができます。
セキュリティチェック、プラグイン、テーマ、アップデートの確認、自動更新まで可能です。サーバーへのインストールが苦手なブロガーさんにとっては重宝しそうですね。
その他、Pleskのお気に入り機能
サーバーのステータスを視覚的に確認することができるヘルスモニタリング機能。一定の条件になったらメール通知も可能です。
ヘルスモニタリングを使ってサーバーの負荷を確認しよう|Plesk入門・サーバー運用サイトぷれつく
VPSや専用サーバーで設定が大変なのは、メールの管理です。クライアントのドメインを管理するとそれなりのリスクが伴ってきます。Pleskなら、これらもデフォルトで設定することができます。
VPSでメールサーバーの構築、メールアドレスの発行|Plesk入門・サーバー運用サイトぷれつく
電気通信事業の届け出|Plesk入門・サーバー運用サイトぷれつく
複数ドメインを一括管理。Pleskの醍醐味は、DNSの設定から各ドメイン毎にユーザーを作れることです。1サーバーに20-30ドメインをいれて管理すれば、1サーバー数百円の費用で賄えます。アフィリエイトサイトなどで量産する会社でPleskを利用しているケースは多いです。その場合、さくらのクラウドPleskプラン を利用して、各トラフィックごとに仕様を変更できるといいですね。(VPSだとスケールアップできないので)
他にも、OS側のアップデートをOnyxで実施可能になった点やPlesk mobile なども便利です。追って紹介できたらと思います。ぜひ、少人数での開発を行っている人、サーバー構築が不安でしかない人はPleskを使ってみてはいかがでしょうか。